1999年、森下の某有名なバルーン界の発明王さんから、四角い連結風船の相談をいただきました。
四隅で連結して、バルーンウォールを簡単に作れる風船のアイデアです。
画期的だったのは、表裏を違う色にして、リバーシブルにすることでした。なんと在庫(アイテム数)が半分で済みます。
早速検討に入り、接続は両面テープを使うことに決定。大きさはヘリウムガスを入れて浮くサイズで、なるべく小さいもの。
こうして、初代ウォールバルーンは2000年の初頭に完成しました。
早速使用していただいた、九州の有名なデコレーターさんの作品です。
こちらの画像を見るとリバーシブルという事が分かります。
最初のラインナップは
コード 表色/裏色
8305 銀/金
8312 白/黒
8336 赤/緑
8348 青/ピンク
左の83がウォールバルーンを表すコード、右の2桁が色コードです。
どんな決まりか分かりますか?
ヒントは、当時の弊社常務が競馬好きだったという事です(笑)
ところが、発売してすぐに表裏が違う色についての不満がお客様から殺到 (;^_^
すぐに単色も作ることにいたしました。
発売直後に開催された日本バルーン協会のニューイヤーズバルーンコンベンションにて、当時の会長のMさんの要望で、巨大なバルーンウォールを提供。
社員総出で膨らまし作業を行いました。
縦17枚×横41枚 総数なんと697枚 大きすぎて通常のカメラでは全景撮影できませんでしたー
サイズは縦4.8m×横11.5m ヘリウムガスを入れて自立させました。
大きさが実感できる画像を入れましょう。
同コンベンションのプロダクトショーケースには教会のオブジェを展示。
これも大評判となり、ウォールバルーンは順調な売り上げを開始することができました。
特に、当時高さ制限のなかったギフトショーでは、毎回超弩級のオブジェをブース上空に浮かし、来場者の度肝を抜いたのでありました。
カラーも徐々に増えて行きましたが、印象的だったのは2008年に透明色を加えたことでしょう。
これにより、ステンドグラスのようなデザインも可能になりました。
ステンドグラスではありませんが、撮影用に配送センター入り口に設置したインベーダーは良い思い出です。
そして2009年、満を持して登場したのがウォールバルーンアドバンス。
型の形状を見直し、バルーンとバルーンの隙間をほとんど無くすことに成功しました。
2009年の弊社カタログより
間仕切りとしての使用法も見据え、断熱効果や覗き防止に有効です(^▽^)/
その経験は、2010年に発売されたエアビルダーにもしっかりと生かされております。
エアビルダー:シモジマ心斎橋店ディスプレイ
ウォールバルーンは、イベントの背景を簡単にそしてデラックスに飾ることができ、一般のパーティーはもちろん、テレビの歌番組にもたびたび使われ、好評をいただいております。
そしてもちろん、企業ロゴやドット絵も作ることができ、SPツールとしても高い評価をいただいております。