バルーンや風船の膨らまし方をバルーンメーカーが解説!
風船にはフィルムバルーンやゴム風船などの種類があり、パーティーなどのイベント、また店頭でのセールスプロモーションなどのシーンで活躍しているアイテムです。
人気のあるアイテムですが、いざ使おうと膨らませるときに「膨らまし方が合っているのかわからない」「膨らまし方がわからない」と感じたことはありませんか?
風船は種類によって膨らまし方にコツがあり、適切な方法で膨らませることで綺麗な形に仕上げられます。
今回は、風船の膨らまし方を種類別に解説し、膨らませた風船のしぼませ方や保管方法についても詳しくご説明します。ぜひご参考ください!
風船の膨らまし方を素材別に解説(フィルムバルーン、ゴム風船)
風船は素材によって種類があります。
塩ビのものなどもありますが、ここではよく使われているものとして、ゴム風船(ラテックスバルーン)とフィルムバルーンについてご紹介します。
この二つの風船について簡単にご説明しますと、ゴム風船は天然ゴムを素材としたアイテムで、まとまった数で販売されていることが多い製品です。一方、フィルムバルーンはポリエチレンやナイロンなどのプラスチックを素材としており、単体で販売されているケースが多い製品です。
どちらも空気やヘリウムガスなどを注入して使用しますが、特徴や膨らまし方が若干異なりますので、以下にてご紹介します。
フィルムバルーンの膨らまし方
フィルムバルーンはナイロン系の丈夫な素材で、逆止弁(注入した気体が抜け漏れにくくする部品)がついている点が特徴です。気体注入後にストローやノズルを引き抜くと、自然に密閉できます。
以下はフィルムバルーンの膨らまし方です。
●ストローまたはポンプを使った膨らまし方
逆止弁に細めのストロー、またはポンプのノズルを優しく差し込み、空気を送り込みます。膨らんだ後はストローまたはノズルを抜き、完成です。
●ヘリウムガスを使った膨らまし方
ヘリウムガスのノズルをフィルムバルーンの逆止弁にそっと差し込み、ガスを注入します。
(※製品によってはヘリウムガス非対応のものもあります。浮かせたい場合は、ヘリウムガス対応の製品をご利用ください)
ヘリウムガスのボンベの使用方法は、ボンベのサイズなどによって異なります。詳細は製品に記載されている使用方法をご確認ください。
以下は、当社で取り扱っている製品「バルーンタイム」の場合の使い方です。
【例:バルーンタイムを使った場合の膨らまし方】
- 1.バルブを回し、弁を開ける
- 2.風船の口をヘリウムガスのノズルに差し込む
- 3.ノズルを押してガスを注入する(離すとガスが止まります)
ヘリウムガスは気温や気圧の影響を受け、収縮・膨張する性質があります。高温の環境でパンパンに膨らませると膨張し、破裂する可能性があります。高温の場所、高温になる可能性のある場所では、ややゆとりをもって膨らませるようにしてください。
ゴム風船の膨らまし方
ゴム風船は前述の通り、天然ゴムを素材としたアイテムです。膨らませる前は小さなサイズですが、気体を注入すると大きく膨らむ点が特徴です。吹き後サイズ(完成サイズ)を確認してから膨らませるようにしましょう。
素材がゴムなので、寒い季節ではゴムが硬くなっている場合があります。そのような場合は、膨らませる前に手の平で温めたり、ゴムを軽く引っ張って伸ばして柔らかくしておくと膨らませやすくなります。
●口やポンプなどを使った膨らまし方
口で直接膨らませる場合は、風船に口をつけて「ふっ!」と強く吹き込み、少し膨らんだらゆっくりと息を吹き込みます。
ポンプを使用する場合は、ノズルを風船に差し込み、空気を送り込みます。
直接口で膨らませる方法は、道具を使わないため手軽な方法ではありますが、頬や耳を痛める可能性がありますので、何個か膨らませる場合にはポンプを使うと良いでしょう。
●ヘリウムガスを使った膨らまし方
フィルムバルーン同様、ヘリウムガスのボンベに記載の方法にて注入します。
どちらの気体の場合も、風船の吹き後サイズまで膨らませたら、風船の口を縛って完成です。
こちらのコラムでは上手な膨らまし方や注意点についてご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
膨らませた風船のしぼませ方と保管方法
ここまで読んでいただいた方の中には、使い終わった後のバルーンのしぼませ方や保管方法など「その後の取り扱い方」について気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、膨らませた風船のしぼませ方、そして保管方法についてご紹介しましょう。
●フィルムバルーンの場合
フィルムバルーンの場合は、逆止弁にストローを差し込み、空気を抜きます。
逆止弁は、ほとんどの場合8cm前後の長さのものが使われています。浅く差し込んでも空気が抜けないため、ストローはしっかりと奥まで差し込んでください。
※フィルムバルーンのサイズによって逆止弁のサイズが異なります。小ぶりなサイズの場合は、ストローを深く差し込み過ぎて本体に傷がつかないよう、ご注意ください。
そして、ゆっくりとバルーンを押して中の気体を抜きましょう。
気体を抜いた後は畳んで保管します。フィルムバルーンは再利用ができますので、ストローと一緒に保管しましょう。
●ゴム風船の場合
ゴム風船のしぼませ方は「結び目をほどく」または「切り込みを入れて気体を抜く」方法があります。ゴム風船は基本的に再利用ができませんので(※)、多くの場合は切り込みなどを入れてしぼませるパターンが多いと思います。
(※)気体を抜いた直後であれば再度膨らませることは可能です。
切り込みを入れる場合は、ゴム風船の結び目部分を引っ張るように伸ばし、伸びている部分をハサミで小さく切り込みを入れると、破裂音を抑えて空気を抜くことができます。
未使用品が余った場合は、ジッパー付きの袋などに入れ、空気をしっかりと抜いて冷暗所に保管しましょう。
上手に膨らませて空間に華やかな彩りを!お買い求めはエスエージーバルーンズまで!
フィルムバルーンとゴム風船の膨らまし方、またしぼませ方、保管方法などをご紹介しました。種類によって膨らまし方、しぼませ方が異なりますので、今回ご紹介した内容をご参考にしてください。
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