【起き上がりこぼし(パンチング)】オリジナル商品「マグパンチ」について
起き上がりこぼし(パンチング)とは、重心を利用したもので、突いたり倒したりすると起き上がる物のことです。
お店の店頭やイベントブースなどで塩ビ製の大きな起き上がりこぼし(パンチング)を見たことがある方も多いと思います。
弊社では、とても軽やかで可愛いサイズのオリジナル商品「マグパンチ」を製造、販売しており、大変ご好評いただいております。
今回は、弊社の起き上がりこぼし(パンチング)「マグパンチ」の商品について、また採用事例についてご紹介します。そして、製品開発における挑戦と試行錯誤の「マグパンチ誕生秘話」もご紹介しますので、ぜひご覧ください!
POPにもおすすめ!マグパンチの商品情報
POPとしてもお使いいただける弊社のオリジナル商品「マグパンチ」の商品情報をご紹介します。
マグパンチ
●カラー展開(既製品)
シルバー、ホワイト
●素材
フィルム製
●サイズ
12cm、20cm、27cm
●対応可能な印刷
グラビア印刷(全面フルカラー対応可)、デジタル印刷(※)、シルク印刷(※)
※サイズによって対応できない場合があります。
塩ビ製のバルーンとは異なり、生地の厚みが20〜45μと薄いフィルムで作られているので、とても軽やか!ホワイトタイプはペンなどで手書きすることもできます。(油性・水性のマーカーOK)
マグネットが重りになっているので、磁力がある場所であれば色んな所にくっつけて使えるため、用途の幅が広い点も大きな魅力です。
小ロット生産にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
マグパンチ(起き上がりこぼし、パンチングバルーン)の製作事例
マグパンチ(起き上がりこぼし、パンチングバルーン)の製作事例についてご紹介します。
●カーショップ
●イベント会場
ユニークなご活用方法として、お子様向けのイベントがあります。
達磨柄に印刷したマグパンチに塗り絵をしてもらい、オリジナル達磨コンテストが開催されました。
オリジナルの達磨を作れたことで楽しくて記憶に残るイベントとなったのではないでしょうか。
一部の製作事例ではありますが、様々なシーン、用途でご活用いただいています。アイディア次第で面白い使い方ができる点も、起き上がりこぼし「マグパンチ」の魅力です!
マグパンチの誕生秘話
マグパンチの誕生のきっかけとなったのは、お客様の一言からでした。
2009年、得意先の担当者から「パンチングの小さいものをフィルムで作れないか?」とご要望が入りました。
パンチングとは、前述の通りガソリンスタンドの店頭などに立っている、塩化ビニール製の大きな起き上がりこぼしです。
重りとして、底に砂や水が入っています。もちろん小さい物もあり、テーブルに置いてPOPとして使われています。
しかし、小さくても塩ビ(塩化ビニール)ですから、印刷はシルクスクリーンがほとんどですし、何よりも軽やかさがありません。
弊社得意の薄いフィルムで作れば面白いものができそうです。
二代目の創作意欲に火がつきます。
早速、フィルムで起き上がりこぼし(パンチングバルーン)が作れないか検討することにしました。
起き上がりこぼしとなる重りの問題
フィルムで起き上がりこぼし(パンチングバルーン)を作るに当たり、最初に課題となったのは「重り」でした。
起き上がりこぼし自体は3面体にすれば底面は簡単に作れそうですが、問題は底の重りです。水は論外として砂も取り扱いが簡単ではないでしょう。どちらもフィルムが破けたら面倒なことになりそうです。
そこで目をつけたのが磁石。
フィルムは軽いですから、壁や天井にもペタリとくっつきます。
これはイケそうです。
しかし、次に見えてきた問題は「どこに磁石を貼り付けるか?」でした。
重りの接着方法と耐久性が次の問題に
外側は論外。起き上がりこぼしになりません。内側に貼り付ける必要があります。
では、どうやって磁石をバルーンの内側に貼り付けるか???
塩ビなら簡単です。一つづつ手貼りですから、底部分に磁石を貼り付けてから仕上げればいいだけ。
フィルムバルーンはロール状の原反の連続自動シールですので、加工途中で磁石を貼り付けることは不可能。
ならばシールし終わったバルーンに後から両面テープを貼り付けた磁石を挿入し、決められた場所に貼り付けなくてはなりません。
そこで生まれたのが、それ専用の道具(治具?)でした。
おかげで目的の場所にピタリと磁石を貼り付けることができました。(製法特許取得)
ちなみに、その治具が後のクライミングマンやクライミングキャットを生み出します。
クライミングマンやクライミングキャットの商品情報はこちらからご確認頂けます。
エスエージーバルーンズオンラインショップ
ところが試作品をテストしてみると、重大な問題点が浮かび上がってきました。単に起き上がりこぼしとしてならOKでも、磁石を生かして金属面にカチカチ当ててるとすぐにフィルムが破れ、穴が空いてしまいます。
そこで、単なる両面テープではなく、スポンジ状の厚みのある両面テープを使用し、さらに外側に補強用の透明テープを貼ることで問題を解決しました。そしてついに、マグパンチはこの世に誕生したのです!
「バルーンの起き上がりこぼし(パンチング)は塩ビで重い」という従来の概念を壊し、非常に軽く、そして美しく華やかな起き上がりこぼしを開発する事に成功しました。
お客様ができあがりを想像しやすいように、グラビア印刷をほどこした可愛い既製品「マグドール」も作りました。
マグドール自体は大ヒットにはなりませんでしたが、これを提案用サンプルとして数多くのSP用マグパンチの受注につながりました。
これまでもご紹介した通り、現在では様々なシーンでご活用いただいております。
軽くて華やかな「マグパンチ」のご用命はエスエージーバルーンズまで!
軽くて華やかな起き上がりこぼし(パンチング)「マグパンチ」のご用命はエスエージーバルーンズまで!
マグパンチは弊社オリジナルの商品で、軽くて華やかな起き上がりこぼし(パンチング)で、SPツールや装飾など、様々な用途でご注文いただいている人気商品です。
今回のコラムでは、マグパンチの製品情報、そして「起き上がりこぼし(パンチング)は塩ビ製」という概念を壊した「マグパンチ誕生秘話」についてご紹介しました。
弊社では、マグパンチ以外にも多数のユニークなオリジナル商品を開発しており、新たなバルーンの可能性を創出しております。
「こんなもの、作れる?」というご相談は大歓迎です!お気軽に弊社までお問い合わせください。
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