風船用ヘリウムガスの必要量はどのくらい?【目安】
風船を浮かせるために必要なヘリウムガスの量は、風船の大きさや素材によって異なり、一般的に「L(リットル)」や「m³(立方メートル)」といった単位で表記されています。日本国内ではLでの表記が一般的に使われています。
ボンベや缶に記載されている容量表示も同様であるため、風船に記載のヘリウムガス容量と照らし合わせることで、どのくらいの本数・容量を用意すればよいか判断できます。
例えば当社の商品「お散歩ユニコーン」の場合、必要なヘリウムガス容量は25Lであるため、缶タイプ(11.6L)を使用する場合は3本必要になります。(ボンベタイプ(約230L)であれば約9回使用できます)
まずはサイズに応じた必要量を確認し、使用する本数に合わせ、余裕を持って準備しておくことが大切です。
充填ロスとして10%を必要量に組み込む場合も
風船にヘリウムガスを入れる際には、注入時にガスが外へ漏れ、実際に必要な量よりも少し多めにガスを使用してしまうことがあります。このことを「充填ロス」といいます。
この充填ロスを見込み、あらかじめヘリウムガスの必要量に約10%を上乗せして表記しているケースがあります。例えば、正確には5リットルで膨らむ風船でも、充填ロスを考慮して「必要量 5.5L」といった目安で紹介される場合があります。
ヘリウムガスの必要量に充填ロスを含むかどうかはメーカーや店舗によって異なるため、ヘリウムガスを購入する際には、余裕を持った容量のものを用意しておくと安心です。
ボンベと缶、ヘリウムガスの容量はどちらを選ぶべき?
複数の風船を一度に膨らませたい場合はボンベ、ヘリウムガスが抜けた風船の補充を目的とする場合は缶タイプがおすすめです。
当社ではボンベタイプと缶タイプの両方をご用意しており、用途に応じてお選びいただけます。
商品名:バルーンタイム(ボンベタイプ)
容量:約230L/約400L
商品名:風船ヘリウム(缶タイプ)
容量:11.6L
※ヘリウムガスの必要量が少ないフィルムバルーンの場合、缶タイプでも充分な場合があります。(ゴム風船にはご利用いただけません。)
●目安量
バルーンタイム (約230L) |
バルーンタイム (約400L) |
|
ラテックスバルーン (10インチ) 必要量:10L |
約23個 | 約40個 |
ラテックスバルーン (12インチ) 必要量:16L |
約14個 | 約25個 |
フィルムバルーン (36cm) 必要量:9L |
約25個 | 約44個 |
フィルムバルーン (45cm) 必要量:16L |
約14個 | 約25個 |
ピュアフォイルバルーン (45cm/ハート) 必要量:13L |
約17個 | 約30個 |
※膨らませられる量については、目安となります。ご参考としてご覧ください。
ヘリウムガスは長期保管が可能なため、「少し多め」に用意しておくと安心です。
ヘリウムガスの基本的な知識
フワフワと浮く風船の姿を見て「どうして浮くのだろう?」と疑問に感じられた方は少なくないと思います。また、「ヘリウムガスってどんな気体?ガスだし、危険なのでは?」と感じられる方もいるでしょう。
ここではヘリウムガスの基本知識についてご紹介します。
ヘリウムとは、無色・無臭で、非常に軽い気体です。空気よりも軽いため、ヘリウムガスを使った風船は浮くことができるのです。
また、不燃性(燃えない性質)で、他の元素と反応しにくいため、安全性の高い気体と言えるでしょう。
温度によって体積が変化する点もヘリウムの特徴のひとつです。高温の環境では膨張し、低温の環境では収縮する性質があります。
高温の環境や夏は膨張しやすいため、風船にヘリウムガスをパンパンになるまで注入すると、気温によって膨張し破裂する恐れがあります。夏など気温が高い場合は、注入しすぎずに、ややゆとりをもたせると安心です。
(※注入し過ぎたら、逆止弁にストローをゆっくりと差し込み、ガスを抜いて調整してください。)
ヘリウムガスを入れたのに浮かない!どうしたら良い?
ヘリウムを入れても風船が浮かない場合には、次のような原因が考えられます。
上手く浮かせられないときは以下の点を確認してください。
(1)ヘリウム非対応の製品( 風船が小さい、重量がある)
サイズが小さい風船や、生地に厚みなどで重量がある風船の場合は、必要な浮力を確保できず浮くことができません。
風船の購入時には、ヘリウム対応の製品であるかどうか、ご確認ください。
(2)ヘリウムの量が足りていない
注入したヘリウムの量が、必要量に達していないと浮くことができません。
しっかりと必要量が充填されているかどうかを確認しましょう。
(3)破損している
ヘリウムガスを注入後にすぐにしぼむようでしたら、風船本体が破損している可能性があります。破れなどがないか、ご確認ください。
(4)風船内に空気が残っている
フィルムバルーンを再利用する場合、空気がフィルムバルーン内に残っていると、ヘリウムガスを注入しても浮かない場合があります。しっかりと中の空気を抜いてから、ヘリウムガスを注入してください。
ヘリウムガスを扱うときの注意点
ヘリウムガスは不燃性で安全なガスですが、風船用のガスは酸素が含まれていないため、絶対に吸わないでください。酸欠状態となり、健康へのリスクがあるほか、最悪の場合は命に関わる危険があります。
変声用のヘリウムガスがありますが、こちらは酸素が含まれています。風船に使用すると浮かない場合もありますので、ご注意ください。
※特に小さなお子様がいらっしゃる場合は、事故防止のためお子様の手が届かない場所で保管してください。
風船やヘリウムガスのお買い求めはエスエージーバルーンズまで!
風船を浮かせたいときの必需品、ヘリウムガスの基本的な知識や必要量についてご紹介しました。
風船のサイズによって必要な量が異なりますので、購入時に必要量を確認し、余裕をもった量のヘリウムガスをご用意ください。
エスエージーバルーンズでは、当社オリジナル製品やヘリウムガスなどの製品の販売の他、オリジナルフィルムバルーンの製作や、各種風船への印刷などのご依頼を承っております。
風船のことでしたら幅広くご相談承りますので、お気軽にご相談ください。
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